話を聴く

今日はどうやらそういう星回りの1日だったようだ。

職場でもそうだったし、仕事から帰ってもSNSの個人メッセが複数更新を繰り返していたし、滅多にかかってこない人から電話があったり。

「話を聞いてほしい」と思ってもらえる相手になれることって、幸せなことだなと思う。
なんだかとても嬉しい1日だった。
おかげで椅子に座っている時間がとても長くなってしまったけれど。

私はあんまり器用な方ではないし、ひとつ気になることがあると、その事柄にだいぶエネルギーを使ってしまうので、淡々と続けるということが苦手分野だ。
なんとか毎日のサイクルの中に、文章を読んだり、書いたりする時間を取り入れて、意志の力を使わなくても自然にできるようになったら良いなぁ。

というわけで、読める時は論文読む復活。

【今日の論文】

浅野(2002)学習動機が生涯学習参加に及ぼす影響とその過程 教育心理学研究, 50, 141-151.

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【本】「西の魔女が死んだ」梨木果歩

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多分、この話を知ったのは、休日たまたまつけたテレビでやっていた映画が先だったと思う。
じんわりとささくれた心に染み込むような話で記憶に残ったが、原作を知らず何年も過ぎてしまった。

休暇の時のまとめ読みのために Amazonサーフィンしていたところで偶然引っかかってきたことで、梨木果歩さんのことも初めて知った。(ところで、こうやってオススメの作品をピックアップしてくる機能は、見事私の好みを当ててきて本当にバカにならない。すごいと思うと同時にちょっと怖い。)

映画よりも、小説の方が、細かな情景が目に浮かぶようでずっといい。
魔女が作るキッシュの香り、バラに飲ませる濃いミントティーの色、イングリッシュラベンダーの群生の上で広げてパリッと乾かした寝具の感触。
まいと一緒に山を歩き、花を愛で、丁寧に手仕事をして、クラシックな毎日を送っている気持ちになる。

この本は、本当に、優しい。
疲れてしまったまいが少しずつ自分を取り戻して元気になっていくように、毎日スケジュールと情報に追いまくられて、ヘトヘトに疲れてしまった私たちの心と頭にじんわりと染み渡っていく。一体、何をそんなにやらなければいけないんだろう。

 

「なんかもう、いいかな」

と思ってしまいそうな時、そっと手に取る。
いい大人が読むにはちょっと青い物語なのかもしれないけれど、いいものはいい。

まだ、まいの気持ちに共感してしまうことの方が多い未熟な私である。
私もこれからゆっくりと魔女になっていこう。

ホームグラウンド

娘ちゃんが以前お世話になっていたバレエ教室からご招待をいただいて、発表会におじゃました。

舞台ではとても激しいお化粧をするし、みんなすっかり大きくなっていて、見ただけでは全く誰か判別できなかったのだけど、あら不思議。踊りだすと、すぐ「あ、〇〇ちゃん。」とわかった。

3歳から、12年もお世話になった場所なので、当時お姉さんクラスにいた子がママになっていたり、客席を見渡したら懐かしいお顔がいっぱいあって、こういう場所があるのはいいものだなぁと思う。

それもこれも、娘ちゃんが15年もずっと続けてやり通してくれたおかげである。自分だけでは体験し得ない世界を伴走できる。実は子育ての恩恵ってこういうところにあるんじゃないかなと思っている。

人生二度おいしい説。私の場合、息子くんもいるので、三度おいしい。

それだけでも人生丸儲けな気がする。

じぶん宣言

一生懸命整理をするのだけど、どうしても処分できないのが本。

積ん読も溜まりに溜まり、かつ読んでもアウトプットしてないものも溜まりに溜まり。

バッサバッサと読み飛ばし、どんなに拙くても、短文でも、記録していくことにします。そうして本を我が家から旅立たせようと思います。

いつのまにかうつりゆく

受験生ズの子どもたちは、朝から晩まで講習漬けで全く家にいない。

夏期講習に行っている娘ちゃんからポロン、とLINE。ちょっと体調が悪いとのこと。休んで様子を見たけれど、どうも電車に乗って帰るのは難しそうな感じなので車でお迎えに行くことにした。

30分くらいで往復できるかな、と見積もっていたのだが、目的のロータリーに行くルートを間違ったり、予想以上に渋滞していたりで、たっぷり1時間かかってしまった。

渋滞にハマったので、後部座席でぐったり横になっている娘ちゃんの様子をバックミラーで覗き伺っていたとき、このシチュエーションは以前は頻繁にあったのに、今はさっぱりなくなってしまったことに気がついた。

都心のこの駅まで、何度も送り迎えしていたのもそのまた昔。

子どもが鬱陶しいまでにまとわりついていた時なんてほんの僅か。あっという間に、時は過ぎ行くのだなぁとしみじみと思ってしまった。